[2I01-05] 廃棄物管理1

[2I04] 福島第一原子力発電所で採取された固形分を含む滞留水のα核種分析

(4)メスバウアー分光法による滞留水に含まれる粒状固形分のFe分析

*大内 和希¹、中田 正美¹、蓬田 匠¹、岡 壽崇¹、駒 義和¹、北辻 章浩¹ (1. JAEA)

キーワード：福島第一原子力発電所、滞留水、粒子、メスバウアー分光法、鉄化合物

福島第一原子力発電所の2号機トーラス室など3箇所の滞留水に含まれる粒子状固形分の存在状態を把握するため、固形分の主要構成元素である鉄の化学種をメスバウアー分光法により分析したところ、すべての試料について鉄の大部分はβ形のオキシ水酸化鉄(III)であることが分かった。また、トーラス室試料では微量な水酸化鉄(II)，タンク試料からは微量な磁性体も検出された。