2023年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[2I06-09] 廃棄物管理2

2023年3月14日(火) 10:50 〜 11:55 I会場 (13号館1F 1313)

座長:中瀬 正彦(東工大)

11:05 〜 11:20

[2I07] 福島第一原発由来デブリ片中のプルトニウム存在状態

*宇都宮 聡1、山崎 信哉2、堀江 憲治3、竹原 真美3、大貫 敏彦4、Gareth Law5、Bernd Grambow6、Rodney Ewing7 (1. 九州大学、2. 筑波大学、3. 国立極地研、4. 東京工業大学、5. ヘルシンキ大学、6. ナント大学、7. スタンフォード大学)

キーワード:福島第一原発、高濃度Cs含有微粒子、プルトニウム、燃料デブリ、放射光マイクロX線分析、高精度同位体分析

福島第一原発由来高濃度放射性Cs微粒子に含まれる燃料デブリ片からプルトニウムを初めて発見し、高精度二次イオン質量分析計、放射光マイクロX線分析によってその存在状態を明らかにした。プルトニウムは二酸化ウラン粒子内にミクロな濃集を呈した。また、240Pu/239Puと242Pu/239Puの比は~0.347、~0.065と決定され、ORIGENの計算結果と一致した。