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[2I07] 福島第一原発由来デブリ片中のプルトニウム存在状態
キーワード:福島第一原発、高濃度Cs含有微粒子、プルトニウム、燃料デブリ、放射光マイクロX線分析、高精度同位体分析
福島第一原発由来高濃度放射性Cs微粒子に含まれる燃料デブリ片からプルトニウムを初めて発見し、高精度二次イオン質量分析計、放射光マイクロX線分析によってその存在状態を明らかにした。プルトニウムは二酸化ウラン粒子内にミクロな濃集を呈した。また、240Pu/239Puと242Pu/239Puの比は~0.347、~0.065と決定され、ORIGENの計算結果と一致した。