[2I15-19] 廃棄物管理4

[2I15] 液面上パルス放電を用いたリン酸ジブチルの分解

*高橋 克幸¹、榊原 哲¹、高木 浩一¹、堀米 達哉²、兼平 憲男² (1. 岩手大学、2. 日本原燃)

キーワード：リン酸ジブチル、パルス放電、プラズマ

アルゴンガスを用いて試料とガスの気液界面にパルス放電プラズマを発生する方式を用いて、液中のリン酸ブチルの分解を試みた。5 g/Lの濃度でリン酸ジブチル溶液に放電処理を行ったところ、9時間の処理でほぼ全てのリン酸ジブチルが分解された。分解生成物として、リン酸モノブチルやリン酸が検出された。また、模擬的に作製した導電性が高い模擬アルカリ廃液の処理を行ったところ、同様に液中のリン酸ジブチルを分解することが可能であることを確認した。本発表では、パルス放電プラズマを用いた処理方式の開発における最新の情報を紹介する。