2023年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[2I15-19] 廃棄物管理4

2023年3月14日(火) 16:05 〜 17:25 I会場 (13号館1F 1313)

座長:岡 壽崇(JAEA)

16:50 〜 17:05

[2I18] 放射性廃棄物容器内の処分制限物質に対する高エネルギーX線CTを用いた非破壊識別方法の開発

*村上 昌史1、吉田 幸彦1、南郷 脩史2、久保田 省吾2、黒澤 卓也3、佐々木 紀樹1 (1. JAEA、2. ラトックシステムエンジニアリング、3. 原子力エンジニアリング)

キーワード:廃棄物キャラクタリゼーション、非破壊検査、高エネルギーX線CT、処分制限物質

過去に発生し、保管されてきている低レベル放射性廃棄物の処分において、埋設施設の廃棄物受入基準により量が制限される物質を、基準値以上に含む場合には廃棄物から取り除く必要がある。これらの物質の定量評価を合理的に行う手法として、高エネルギーX線を用いた非破壊検査により、容器内の廃棄物を識別することを試みた。今回、処分制限物質として可燃物、アルミ、鉛、水銀及び電池を含む模擬廃棄物を容器内に封入し、産業用CTスキャナーを用いて高エネルギーX線CTを撮影した。発表では、測定したCT画像における画素値や3次元立体像における形状の解析をもとに、これらの物質の識別方法を検討した結果について報告する。