2023年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[2K04-09] 実験解析手法

2023年3月14日(火) 10:20 〜 12:00 K会場 (13号館2F 1322)

座長:三澤 毅(京大)

10:50 〜 11:05

[2K06] 燃料間出力相関を考慮した炉外計装による炉心出力分布再構成手法の開発

(6)UTR-KINKIを用いた時間依存出力分布の推定実験

*木村 礼1、佐野 忠史2、中居 勇樹1、左近 敦士2、和田 怜志1 (1. 東芝ESS、2. 近大)

キーワード:炉外計装、状態監視、SMR、小型炉、原子炉実験、UTR-KINKI

小型モジュラー炉(SMR)やマイクロリアクターの炉外からの状態監視方法として,これまでに燃料間出力相関を取り入れた炉外計装による出力分布再構成手法を提案し,原子炉実験により原理検証を進めてきた.従来の実験は原子炉を臨界として定常状態となった状態での測定を行っていたが,本手法を実機に適用する際には過渡事象を検知する必要がある.そこで本研究ではUTR-KINKIにおいて制御棒操作中の検出器の時系列データを取得し,それに基づいた出力分布推定を行った.結果,想定された出力分布の推定結果が得られ,時間依存出力分布を推定できることを実証できた.