2023年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-2 放射線物理,放射線計測

[3D01-07] イメージング・基礎物理計測

2023年3月15日(水) 10:00 〜 11:55 D会場 (12号館2F 1222)

座長:神野 郁夫(京大)

10:45 〜 11:00

[3D04] 超微細シリコンピクセルセンサを用いた反跳電子飛跡計測コンプトンイメージングの検証

*上ノ町 水紀1、Qinghong ZHU2、島添 健次2、高橋 浩之2、眞方 恒陽3、川島 陸斗3、武田 彩希3、鶴 剛1 (1. 京大、2. 東大、3. 宮大)

キーワード:コンプトンイメージング、反跳電子飛跡計測、SOIピクセルセンサ

コンプトンイメージングはコンプトン散乱原理を用いたガンマ線イメージング手法の一つである。コンプトン散乱エネルギーと散乱光子のエネルギーから得られる情報は角度情報のみであるため、従来のコンプトンイメージングでは放射性核種の位置は円錐面上にしか推定されない。一方、コンプトン散乱の際に反跳する電子飛跡の情報を併せることでガンマ線の到来方向の特定が可能となり、再構成画像の信号対雑音比を向上させることができる。反跳電子飛跡計測のため、我々はピクセルサイズ36 um x 36 umのSOI(Silicon on Insulator)技術を用いたセンサ・回路一体型シリコンピクセルセンサを開発している。本研究では、超微細シリコンピクセルセンサを用いた電子飛跡計測コンプトンイメージングについて検証を行った。