2023年春の年会

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一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 502-1 原子炉材料,環境劣化,照射効果,評価・分析技術

[3F01-04] 照射効果

2023年3月15日(水) 09:30 〜 10:40 F会場 (12号館3F 1232)

座長:福元 謙一(福井大)

10:15 〜 10:30

[3F04] 中性子照射下におけるFe内の非平衡欠陥生成に関する統計的評価

*祝 梁帆1、陳 昱婷1、森下 和功1 (1. 京大)

キーワード:照射損傷、衝突カスケード、照射欠陥、統計、ゆらぎ

従来の照射脆化予測では、点欠陥生成について、主に平均的なふるまいに関する議論が行われてきたが、生成数や空間的ゆらぎの効果についてはほぼ議論されていない。生成欠陥濃度のゆらぎはミクロ構造発達に影響する可能性があり、照射脆化予測を高度化する上で重要な論点である。そこで本研究では、点欠陥やカスケードクラスターの生成やそのゆらぎについて統計学に基づき評価した。分子動力学法により計算された0.02~50keVのPKAエネルギーの衝突カスケードデータベースと中性子照射場が作るPKAエネルギースペクトルをもとに、各照射場の欠陥生成速度およびそのゆらぎについて議論した。