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[3G08] 放射性物質によるコンクリート汚染の機構解明と汚染分布推定に関する研究(15)
阿武隈川の川砂利で作製したモルタルとコンクリートへの実汚染条件でのCsとSrの見かけの拡散係数
キーワード:見かけの拡散係数、Cs、Sr、乾燥炭酸化、海水
ある種の川砂利にはCsが強固に吸着され、Srはコンクリート中のCaと置換することで固定され、コンクリートへの浸透が遅延する。福島第一の地下構造物の現実の汚染状況を考え、表層が炭酸化し乾燥した状態のモルタルもしくはコンクリートに、海水を1日接しさせ、その後、1年にわたり、海水が混合した汚染水を作用させ、浸透プロファイルをイメージングプレートにより評価した。非炭酸化飽水モルタルへの単純塩化物溶液からの浸透と比べると、Cs浸透は遅延し、Sr浸透は促進された。