15:45 〜 16:00
[3G13] X線CTを用いたin-situでの緩衝材膨潤過程の密度分布測定
キーワード:X線CT、緩衝材、非破壊検査、膨潤過程、密度分布
HLWの地層処分における人工バリアの緩衝材が、浸潤により周辺の隙間へ膨潤して閉塞する過程、および閉塞後の緩衝材密度の均質化過程に関して、緩衝材と隙間を模擬した室内試験にてX線CTを用いて測定することにより、in-situかつ非破壊で、緩衝材内部の密度の定量や、膨潤過程を追跡した。
室内試験は、X線が透過するプラスチック製のシリンジ容器を用い、ベントナイトとケイ砂を混合した緩衝材材料を容器内に充填して行った。
材料の密度、厚さ、および緩衝材材料の上部に設けた隙間の幅等を変え、上部に設けた隙間に水を注入してから1年後までのデータを経時的に取得した。
本試験により、膨潤の過程、閉塞後の密度分布の変化等の情報が得られ、この結果は、緩衝材の状態変化を予測するための力学解析の検証データとして活用でき、緩衝材の性能評価の精度の向上に寄与できることが期待される。
室内試験は、X線が透過するプラスチック製のシリンジ容器を用い、ベントナイトとケイ砂を混合した緩衝材材料を容器内に充填して行った。
材料の密度、厚さ、および緩衝材材料の上部に設けた隙間の幅等を変え、上部に設けた隙間に水を注入してから1年後までのデータを経時的に取得した。
本試験により、膨潤の過程、閉塞後の密度分布の変化等の情報が得られ、この結果は、緩衝材の状態変化を予測するための力学解析の検証データとして活用でき、緩衝材の性能評価の精度の向上に寄与できることが期待される。