2023年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 303-1 原子炉計測,計装システム,原子力制御システム/303-2 遠隔操作,ロボット,画像工学

[3J01-05] 異常検知およびロボット

2023年3月15日(水) 10:30 〜 11:55 J会場 (13号館2F 1321)

座長:五福 明夫(岡山大)

10:45 〜 11:00

[3J02] 音響手法によるNa高速炉冷却系機器の異常検知技術の検討

(2) 液中気体放出の音響特性と深層学習に基づく音響識別

*三上 奈生1、植木 祥高1、芝原 正彦1、相澤 康介2 (1. 阪大、2. JAEA)

キーワード:気液二相流、深層学習、音響識別

ナトリウム冷却高速炉では,安全性強化の観点で蒸気発生器内の伝熱管破損時に発生する気液二相流の早期検知・状態把握が重要である.本研究では応答性に優れた音響法に着目し,深層学習を援用した高精度の気液二相流の状態把握手法について概念実証を行うことを目的とし,基礎的な知見を得るために模擬流体として空気と水を用いた.まず,通常音を模擬した配管内水流動音,異常音を模擬した気泡噴流音の測定実験を行い,時間周波数解析による音響特徴量の抽出を行った.そして,畳み込みニューラルネットワークCNNに音響特徴量を学習させ,複数の音に対する分類の精度に基づき,提案手法の実現可能性について評価した.