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[3K07] 燃料デブリ水中落下時の臨界解析高速化
キーワード:臨界安全、モンテカルロ計算、高速化、STGM、燃料デブリ
福島第一原子力発電所の燃料デブリ取出し時には、掘削などで細かくなったデブリが水中に落下し、再臨界に達する事故の危険性があるため、正確な臨界安全評価が不可欠である。 しかし、多量のデブリ粒子を含む体系のモンテカルロ計算は計算時間を要するので、計算精度を担保しつつ、臨界計算の高速化が必要である。モンテカルロ計算で、確率論的幾何形状モデルSTGMを用いて解析する場合、体系をメッシュで分割し、メッシュ内のデブリ粒子体積割合によって燃料粒子の位置を中性子のパスに沿って確率論的に決定する。この場合、メッシュ分割数が少ないと精度が下がり、多いと精度は向上するが計算時間を要する。本研究では、STGMに結合可能な隣り合うメッシュを結合させるアルゴリズムを用いることで、臨界計算の十分な精度を保ちつつ、高速化が可能であることを明らかにした。