2024年春の年会

出展者情報

日本原子力研究開発機構(原子力科学研究部門)

日本原子力研究開発機構(原子力科学研究部門)

原子力利用の未知なる領域への挑戦として、放射性廃棄物等を資源として利用するための研究開発に取り組んでいます。
原子力発電所で用いられた使用済燃料は、非常に強い熱、放射線を出すため「厄介者」と言われていますが、この厄介者は多くの可能性を秘めています。
原子力機構では、この一例として、放出される熱や放射線を電気に変える研究開発を行っています。特に熱を電気に変える素子については、電気と磁気のハイブリッド技術である「スピントロニクス」に着目し、研究開発を進めています。これにより人間が簡単には近づけない過酷な環境下(例えば、深宇宙探査など)で半永久的に動作する電源の実現を目指しています。また、国内外に大量に存在する劣化ウランを有効活用する取り組みの一つとして、レドックスフロー蓄電池の研究開発を進めようとしています。
展示では、これらの「放射性廃棄物を資源に変える技術」についてご紹介しますので、是非お立ち寄りください。