2024年春の年会

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V. 核燃料サイクルと材料 » 505-2 放射性廃棄物処分と環境

[1A01-03] 廃棄物処分

2024年3月26日(火) 10:00 〜 10:50 A会場 (21号館2F 21-203)

座長:久慈 雅栄(前田建設)

10:00 〜 10:15

[1A01] 確率論的安全評価手法を用いた中深度処分の設計オプションに関する一考察

*青木 広臣1,2、佐々木 隆之2 (1. 規制庁、2. 京大)

キーワード:放射性廃棄物、中深度処分、安全評価、設計オプション、最適化

わが国の中深度処分に関する規制基準では,中深度処分の廃止措置の終了後における公衆の受ける線量の評価について不確実性が大きいことを踏まえ、複数の設計の案を比較検討し、放射性物質の移動を抑制する性能に優れた設計を策定することを求めている。本報では,米国の放射性廃棄物処分における確率論的安全評価結果の整理方法について調査した。さらに,我が国の中深度処分の施設設計の概念をベースとして,確率論的安全評価手法を用いた複数の設計に対する安全評価を実施し,その結果について,各線量評価の最大値を集合としてその平均値(mean of peaks)と変動係数(coefficient of variation)を用いて整理した。この整理結果を基に,中深度処分における「優れた設計」の選択方法の考え方について考察した。

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