2024年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[1A09-14] コンクリート等の処理技術

2024年3月26日(火) 14:45 〜 16:20 A会場 (21号館2F 21-203)

座長:井口 幸弘(福井大)

15:00 〜 15:15

[1A10] 14CO2汚染コンクリートの減容化

(3) コンクリートガラ加熱時の14CO2揮発量

*木下 哲一1、中島 均1、齋藤 亮1、竹下 隼人1、﨑田 晃基1、鳥居 和敬1、佐々木 勇気1、半沢 守1、坂口 綾2 (1. 清水建設、2. 筑波大)

キーワード:汚染コンクリート、14CO2揮発、熱分解、セメントペースト

原子力発電所では長期間の運転中に発生した14CO2がコンクリートに吸収され、廃止措置時には莫大な量の14CO2汚染コンクリートが排出される。すりもみにより骨材とモルタル分に分離すれば14CO2はモルタル分に存在しているため減容化が可能である。すりもみ前にコンクリートガラを加熱すれば、ガラの強度が低下するため、すりもみ効率が向上する。その一方で、加熱中の14CO2の揮発による放射線安全管理上の問題が懸念される。本研究では、14CO2を吸収させたセメントペーストを300-700度で加熱し、各温度での14CO2揮発速度を得た。すりもみ前の加熱工程における14CO2揮発量について報告する。

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