2024年春の年会

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一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-3 燃料再処理

[1C04-08] 水素発生・蒸発乾固・再処理施設廃止措置

2024年3月26日(火) 10:50 〜 12:15 C会場 (21号館2F 21-205)

座長:中瀬 正彦(東工大)

11:50 〜 12:05

[1C08] 東海再処理施設における工程洗浄

(2)使用済燃料せん断粉末の溶解

*渡邉 一樹1、岡田 純平1、横田 知1、大山 大輔1、山田 貴史1、谷田部 仁史1、堀江 幸次1、内田 直樹1 (1. JAEA)

キーワード:東海再処理施設、廃止措置、工程洗浄、使用済燃料せん断粉末、溶解

東海再処理施設の使用済燃料のせん断工程のせん断機及び分配器には使用済燃料のペレットが砕けて粉末状となったもの(せん断粉末)が滞留していた。工程洗浄では、せん断工程から回収したせん断粉末を溶解槽で溶解し、必要最小限の既存設備を用いて高放射性廃液貯槽へ直接送液した。本溶解では、使用済燃料(被覆管とその中のペレット)の溶解と異なり粉末状であり、硝酸と急激に反応し溶解槽の内圧が上昇するため、硝酸供給量等を溶解進捗ごとに定めた運転モードを設定し、溶解中の放出放射能量を把握しながら溶解を進めることで内圧上昇防止策を講じた。また、過去の粉末溶解の実績、不具合発生時のリスク低減を考慮し、1バッチ当たりの溶解量は30 kg以下(使用済燃料の溶解量約400 kg)とし、10回の溶解を行った。各回の溶解結果より運転モード(硝酸供給量)を適宜変更することで、せん断粉末の溶解を最適化し、安全かつ計画通りに溶解がなされた。

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