2024年春の年会

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一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-2 核化学,放射化学,分析化学,アクチノイドの化学

[1C09-12] 湿式分離・分析技術1

2024年3月26日(火) 14:45 〜 15:50 C会場 (21号館2F 21-205)

座長:坂本 寛(NFD)

14:45 〜 15:00

[1C09] An/Ln分離のためのDTBAの適用及び他のマスキング剤との協同効果

*佐々木 祐二1、金子 政志1,2、伴 康俊1 (1. 日本原子力研究開発機構、2. 大阪大学)

キーワード:アクチノイド、ランタノイド、相互分離、逆抽出、TODGA、DTBA

原子力機構では、市販のDTPAよりも水への溶解度やAnとの反応性が高く、工学利用しやすい新規マスキング剤、DTBA(diethylenetriamine- N,N′,N″-triacetic acid-N,N″-bis(diethylacetamide)を開発し、これを水相に添加する事で比較的高いAn/Ln分離比である8.3を得た。DTBAを利用すれば、TODGA等でLn+An一括抽出したのちの有機相から逆抽出による相互分離が可能となる。一方、高レベル廃液中ではAnの数十倍の濃度でLnが存在し、効率的に相互分離するにはより高い分離比であることが望ましい。そこで、分離条件を精査し、高い分離比の取得を目指した。また、Ln, Anが8~12の高配位数錯体を形成することから、DTBAと別の配位子を組み合わせた、所謂協同逆抽出、が可能かどうかを調べた。

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