2024年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-2 核化学,放射化学,分析化学,アクチノイドの化学

[1C13-18] 燃料デブリ分析技術

2024年3月26日(火) 15:50 〜 17:30 C会場 (21号館2F 21-205)

座長:京 久幸(テプシス)

16:05 〜 16:20

[1C14] 過酷事故炉を対象とした迅速遠隔分析技術開発-9

(2) 高線量試料の元素分析に対する携帯型XRFの適用性評価

*坂本 寛1、榮藤 良則1、三浦 祐典1、遠藤 洋一1、大内 敦1、若井田 育夫2 (1. NFD、2. JAEA)

キーワード:燃料デブリ、高線量、非破壊分析、XRF

過酷事故を経験した福島第一原子力発電所の廃炉作業が進められており、今後は燃料デブリの取り出しが計画されている。この燃料デブリの取り出し作業を効率的に進めるためには、取り出した燃料デブリの迅速かつ簡易的な元素分析が必要となる。取り出される燃料デブリには高線量なものも含まれるため、高線量試料の測定可否は分析手法の重要な評価項目となる。本研究では、迅速かつ簡易的な元素分析手法として、技術が成熟している市販の携帯型蛍光X線分析装置(XRF)の適用性評価を行った。具体的には、様々な線量の使用済み燃料試料を用いた元素分析をホットセル内で行い、測定可能な線量レベルを確認した。その結果、試験に使用した携帯型XRFはmSv/hオーダーの比較的低い線量を持つ試料までにしか適用できず、Sv/hオーダーの高線量試料では使用が困難であることが明らかとなった。

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