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[1D09] 電路類のフラジリティ高度化に関する研究
(第2報)耐力試験及びフラジリティ高度化
キーワード:電路、ケーブル、ケーブルトレイ、試験、耐力、フラジリティ
電路のうちケーブルトレイのフラジリティ評価では、ケーブルトレイ本体又はサポートの構造的損傷により、ケーブルも損傷し電気的機能が喪失することを想定している。しかし、ケーブルトレイ本体又はサポートが損傷したとしてもケーブルの損傷に至らず、ケーブルの電気的機能は維持される場合も考えられるため、現状のフラジリティ評価は保守的な評価となっている可能性がある。ケーブルの電気的機能に対する耐力がケーブルトレイ本体又はサポートの耐力よりも大きいことを確認できれば、ケーブルトレイのフラジリティの高度化を図ることができると考えられる。そこで、ケーブルの耐力試験を実施し、耐力データとそのばらつきを取得した。また、ケーブルたわみ試験に基づき解析手法の妥当性を確認し、解析により地震時にケーブルに生じる応力を求めた。これらを用いてケーブルのフラジリティ評価を行うことにより、電路類のフラジリティ高度化を図った。
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