2024年春の年会

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IV. 原子力プラント技術 » 401-2 原子炉の運転管理と点検保守

[1M02-03] 運転管理と点検保守1-2

2024年3月26日(火) 10:35 〜 11:10 M会場 (21号館4F 21-424)

座長:田村 明紀(日立)

10:50 〜 11:05

[1M03] 原子炉浄化系模擬条件下における炭素鋼配管の流れ加速型腐食に及ぼす酸素注入と白金付着の影響

(2)150℃での酸素注入によるFAC抑制効果

*室谷 光1、大橋 利正1、和田 陽一1、清水 亮介2、長瀬 誠2、大城戸 忍2 (1. 日立、2. 日立GE)

キーワード:沸騰水型原子炉、炭素鋼、流れ加速型腐食、酸素注入、白金、原子炉浄化系、水化学

米国BWRプラントの多くでは、応力腐食割れ対策として水素注入(HWC)とオンライン貴金属注入(OLNC)が実施されている。近年、原子炉冷却材浄化系(CUW)の炭素鋼(CS)配管における流れ加速型腐食(FAC)の報告が増加しているが、OLNCで注入された白金がCSのFACへ及ぼす影響についての研究例は少ない。そこで、CUW模擬条件で、白金の付着によるCSのFACへの影響、および酸素注入によるFAC抑制について検討した。酸素注入のFAC抑制効果の検討では、試験水質は40ppbの酸素注入を想定した2通り、溶存酸素(DO)に対して溶存水素(DH)が過剰に存在する条件と、DHに対してDOが過剰に存在する条件とした。白金付着のないCSではいずれの酸素注入条件でもFAC抑制効果が見られたのに対し、白金付着したCSではDOが過剰な酸素注入条件でのみFAC抑制効果が見られた。

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