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[2A07] 「もんじゅ」汚染の分布の評価
(1) 評価の全体概要と燃料取扱設備の放射化汚染評価
キーワード:高速炉、もんじゅ、廃止措置、汚染分布評価、燃料取扱、放射化
「もんじゅ」では、廃止措置期間全体を4段階に区分し、約30年間で廃止措置を完了する計画である。第1段階では燃料体を炉心から燃料池に移送した。第2段階では、非管理区域の解体に着手するとともに、第3段階に向けたナトリウム機器の解体準備等を行う。加えて、作業者及び周辺公衆の被ばく低減、解体撤去工法・手順の策定、解体撤去工事に伴って発生する放射性廃棄物の発生量評価を目的に、施設内に残存する放射性物質の種類、放射能及び分布についての評価を、第1段階から引き続き実施している。評価は、中性子照射によって炉心周辺の構造材が放射化して生成される放射化汚染と、放射化した構造材が冷却材中に溶出して生成される腐食生成物が機器・配管の内部に付着して残存する二次的な汚染に区分して行っている。本シリーズでは、汚染分布評価の全体概要と、ナトリウム冷却高速炉(SFR)に特有の燃料取扱設備の放射化汚染評価について発表する。
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