2024年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[2A05-09] インベントリ評価

2024年3月27日(水) 10:35 〜 12:00 A会場 (21号館2F 21-203)

座長:堂﨑 浩二(東北大)

11:20 〜 11:35

[2A08] 「もんじゅ」汚染の分布の評価

(2) 地下台車の放射化汚染評価

*木下 拓真1、岸本 安史1、花木 祥太朗2、林 宏一2 (1. NESI、2. JAEA)

キーワード:高速炉、もんじゅ、廃止措置、汚染分布評価、燃料取扱、放射化

「もんじゅ」廃止措置計画の第3段階において管理区域内の設備の解体が計画されているが、解体を開始するまでに設備の放射化汚染評価を実施する必要がある。
  「もんじゅ」の燃料取扱設備の地下台車は、炉心構成要素等を収納した状態で空気中を水平移送し、燃料出入機受渡し前にアルゴンガス雰囲気に置換、予熱を行う、「もんじゅ」固有の設備である。この地下台車は、燃料の移送中、燃料から発生する中性子によって構造材が放射化していることから、解体廃棄物として放射化を評価する必要がある。
 地下台車の放射化は、原子炉の放射化汚染評価手法と同じ手法で2次元RZ体系を作成し、中性子束分布と放射化量を評価した。評価結果は、地下台車が単純な回転体形状ではないことから、3次元解析を行い比較により妥当性を確認した。また、放射化放射能濃度は、最大でもL3レベル(法令基準)となり、ほとんどの領域でクリアランスレベル以下となることを確認した。

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