2024年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-2 放射性廃棄物処分と環境

[2A13-16] 核種移行1

2024年3月27日(水) 15:35 〜 16:40 A会場 (21号館2F 21-203)

座長:田中 真悟(原環セ)

16:05 〜 16:20

[2A15] 高分解能質量分析を用いた金属イオンと結合する深部地下の溶存有機物の分子的特徴の評価

*佐藤 颯人1、戸田 賀奈子1、別部 光里2、天野 由記2、宮川 和也2、斉藤 拓巳1 (1. 東大、2. JAEA)

キーワード:高分解能質量分析、放射性核種、溶存有機物、深部地下水、多変量解析

深部地下水中の溶存有機物(DOM)を対象に,蛍光分析で得られるDOMと金属イオンの結合性を高分解能質量分析の結果と関連づけることで金属イオンと結合するDOM成分の分子的特徴を評価した.蛍光分析で,3価アクチノイドの模擬元素であるEu3+を添加した消光実験を行い,得られた励起蛍光マトリクス(EEM) について多変量解析を用いて整理・類型化することで結合反応に寄与する蛍光成分を抽出した.高分解質量分析では,フーリエ変換イオンサイクロトロン共鳴質量分析(FT-ICR MS)を用いて深部地下水中のDOMのマススペクトルを取得し,得られた質量電荷比に相当する有機物分子の組成の割り当てをした.蛍光分析で得られたEEMデータとFT-ICR MSで得られたマススペクトルを関連づけ,Eu3+と結合するDOM成分の分子的特徴を評価した.

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