2024年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-2 核化学,放射化学,分析化学,アクチノイドの化学

[2C01-03] 湿式分離・分析技術2

2024年3月27日(水) 09:30 〜 10:20 C会場 (21号館2F 21-205)

座長:若井田 育夫(JAEA)

09:45 〜 10:00

[2C02] 海水ウラン回収用マイクロカプセルの耐久性向上に関する研究

*松本 詞雄1、野上 雅伸1、阿部 千景2 (1. 近畿大学、2. 東北大学)

キーワード:トリホスフィントリオキシド、ウラン、海水

高レベル放射性廃液からの核種分離に実績のあるCa(II)架橋アルギン酸(CaALG) のCa(II)をBa(II)で置換したBaALGに、弱酸性水溶液でU(VI)に特異的な選択性を示すトリホスフィントリオキシドを内包させたマイクロカプセル(MC)による海水ウラン回収について検討している。NaCl系ではBa(II)とNa(I)とのイオン交換によるBaALGの架橋の開裂、更には内包化合物の溶出が無視できないが、低極性化合物を共内包させることでこれを抑制できることがわかった。

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