[2D01-08] PRA手法2

[2D05] 再処理施設等における構造重要度を用いた設置機器の簡易重要度評価手法の検討

(1)簡易重要度評価手法検討の概要

*森 憲治¹、横塚 宗之¹、寺垣 俊男¹ (1. 規制庁)

キーワード：重要度評価、Birnbaum構造重要度、核燃料施設、フォールトツリー、PRA、原子力規制検査

本件は核燃料施設の重要度を評価し、その結果について、原子力規制検査でのリスク情報としての活用可能性等を検討することを目的としている。令和2年4月から施行された我が国の原子力規制検査では、検査対象の選定、検査指摘事項の重要度評価等においてリスク情報を活用するとしている。リスク情報としては確率論的リスク評価（PRA）から得られる定量的な情報があるが、核燃料施設では機器の故障率データが十分整備されていないなど、PRAの実施が困難な場合がある。このため、発表者らは、その代替となる評価手法として、Birnbaum構造重要度を導入するとともに、施設のインベントリを用いる簡易評価手法を考案した。本報では考案した簡易評価手法の概要を説明する。