[2D01-08] PRA手法2

[2D08] 六ヶ所再処理施設における複数貯槽・複数事象のリスク評価手法の整備

(2)2貯槽に対する評価手法の適用性検討

*山本 将寛^1,4、武部 和巳¹、小玉 貴司¹、田中 太²、川﨑 亜星³、本郷 功²、高橋 信⁴ (1. 日本原燃、2. MHI、3. MHI NSエンジ、4. 東北大)

キーワード：確率論的リスク評価、マルチユニット、マルイチイベント、再処理施設

再処理施設の重大事故である貯槽類の冷却機能喪失事象は複数の貯槽間で安全系設備を共有している。また、冷却機能と水素掃気機能を兼用している安全系設備がある。このため、複数の貯槽において重大事故の同時発生および異なる重大事故の同時発生の可能性がある。安全性向上の観点から、リスク評価を活用して重大事故に係る設備・操作の脆弱点を同定するためには、複数貯槽・複数事象の同時発生頻度を精度よく評価できる手法整備が必要である。
本稿では、整備方針および計画に基づき、 Multi-unit Event Combination Approachを用いて、まずは２つの貯槽を対象とした試解析等により適用性を確認した結果について報告する。