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[2D13] 3ループPWRプラント ATWSに起因するTI-SGTR解析
(1)モデル同定に基づく時系列データ分析システムの開発
キーワード:シビアアクシデント、ソースターム評価、モデル同定、ARMA法、多変量時系列解析
MELCORにより国内軽水炉のSA対策を反映したソースターム評価を進めているが、現実的ソースタームの評価では、様々な不確かさによる影響を考慮した統計的評価が必要となる。現在、パラメータサンプリング及び解析結果を統合処理するシステムとしてFlexMelPosを開発している。本発表では、本システムの機能全般を説明すると共に、事故進展解析により得られる時系列データ分析法であるDynamic Analysis Package (DAP)について焦点を当てる。MELCORを用いる統計評価では、計算停止が高頻度にて発生することが障害となる。DAPでは、自然現象や金融予測などの分野で幅広く用いられるARMA(自己回帰移動平均)法によるモデル同定を行い、多変量解析により変数間の因果関係を可視化することによって、計算停止ケースが指標量に関して有意であるか否かの判定を行う。さらに、赤池情報量規範に基づき時系列の確率構造の時間変化を可視化し、時間ステップ変更の影響について判断することができる。
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