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[2F11] 高い核不拡散性および資源有効利用性を有する回収ウランケイ化物燃料を用いた沸騰水型軽水炉の研究
キーワード:核不拡散、核セキュリティ、事故耐性燃料、ケイ化物燃料、回収ウラン
本研究は、ウランケイ化物燃料に再濃縮回収ウラン(ERepU)を用い、中性子経済性を損なうことなくウラン資源の有効利用、核不拡散性を向上させる沸騰水型軽水炉の概念設計を行った。核特性評価では、ウランケイ化物燃料の高い重金属密度によりERepU中の236U中性子吸収を補完するため、初期ウラン濃縮度の削減または燃焼期間の延長可能性を明らかにした。また、ERepU中の236U中性子吸収を通じて生成される237Npおよび238Puによりプルトニウムの不正利用価値が低減され、高い核不拡散性が得られ、回収ウランの資源有効利用が可能であることを明らかにした。沸騰水型軽水炉の概念設計を行い、高い核不拡散性および資源有効利用性を有するERepUケイ化物燃料を用いた大型炉および小型炉の炉心仕様を明らかにした。
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