2024年春の年会

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VI. 核融合工学 » 601-2 核融合炉材料工学(炉材料,ブランケット,照射挙動)/601-3 トリチウム工学(燃料回収・精製,計測,同位体効果,安全取扱い)

[2G17-22] タングステン

2024年3月27日(水) 16:20 〜 17:55 G会場 (21号館3F 21-317)

座長:近田 拓未(静岡大)

16:20 〜 16:35

[2G17] タングステンに捕獲されたトリチウムの定量測定

(1)化学エッチング法によるタングステン中のトリチウム分析法の構築

*笠井 一輝1、西田 璃音1、芦川 直子2,3、鳥養 裕二1 (1. 茨城大、2. 核融合研、3. 総研大)

キーワード:トリチウム定量測定、タングステン、化学エッチング

タングステン中に保持されたトリチウムの定量法として化学エッチング法を提案し、その有効性を検討した。タングステンの化学エッチングには水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液と過酸化水素水(H2O2)の混合溶液を用いた。所定濃度、所定量の混合溶液にタングステン試料を浸漬し、超音波洗浄機で振盪させながらエッチングを行った。エッチング時に、エッチングしたい面以外をテープによりマスキングし、任意の面のみをエッチング可能とした。エッチングの深さは重量変化より求めた。その結果、マイクロメートルオーダーでエッチング量を制御したエッチングが可能であった。エッチング後のエッチング面の状態をレーザー顕微鏡や走査型電子顕微鏡を用いて観察し、エッチングの均質性とエッチング深さの正しさを検討した。本発表ではエッチング法の詳細について報告する。

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