[2H07-10] ガンマ線計測

[2H09] C3Gによる線・面状分布ガンマ線源のイメージング

*北山 佳治^1,2、野上 光博²、人見 啓太朗² (1. JAEA、2. 東北大)

キーワード：ガンマ線イメージング

我々は、空間に無作為に配置した複数の遮蔽体によって、測定環境のガンマ線フラックス場を局所的に変調し、その三次元的なフラックス強度パターンからガンマ線源分布を推定する、新しいガンマ線イメージング手法を開発している。これまで、本手法を利用したガンマカメラであるC3Gを製作し、単一線源を用いたイメージング実験を実施してきた。本研究では、線・面状分布を持ったガンマ線源に対してのイメージングについてシミュレーションによる評価を行った。長さ2 m, 4 m, 6 mの線状線源、また一片の長さが2 m, 4 m, 6 mの正方形線源を3 m先に置いた状況を仮定した。137Cs (662 keV)と57Co (122 keV)の二核種をターゲットとした。その結果、分布線源の形状に応じたイメージング結果が得られることを確認した。また、ガンマ線のエネルギーによってイメージング精度に差が出ることも分かった。