2024年春の年会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[3B01-10] 線量評価

2024年3月28日(木) 09:30 〜 12:00 B会場 (21号館2F 21-204)

座長:髙瀨 和之(福島県環境創造セ)

10:15 〜 10:30

[3B04] α線空気モニタの高経年化に係る取り組み

*今橋 淳史1、佐川 直貴1、金澤 信之2、田村 敏寛2、細見 健二1、髙嶋 秀樹1 (1. JAEA、2. JREC)

キーワード:α線用放射性ダストモニタ、高経年化対策

日本原子力研究開発機構核燃料サイクル工学研究所内の核燃料物質等取扱施設では、α線空気モニタを用いて作業環境におけるプルトニウム等のα線放出核種の空気中濃度を常時監視している。当研究所内に設置しているα線空気モニタは、常時監視している空気中濃度に異常があった際は、作業者を退避させるための警報を発報する機能を備えているが、30年以上運用されていることから、測定部の半導体検出器の劣化や前置増幅器の作動不良が原因と推定される誤計数による警報誤吹鳴事象が年々増加する傾向にあった。
α線空気モニタの高経年化対策として、測定部を耐久性の高いイオン注入型半導体検出器へ部品交換し、前置増幅器については耐ノイズ性の高い回路基盤を製作して部品交換を進めた結果、誤計数による警報誤吹鳴事象の発生は減少し、設備の信頼性を確保することができている。本発表では、これら高経年化に係る取り組み内容について報告する。

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