2024年春の年会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[3B01-10] 線量評価

2024年3月28日(木) 09:30 〜 12:00 B会場 (21号館2F 21-204)

座長:髙瀨 和之(福島県環境創造セ)

11:45 〜 12:00

[3B10] 身体汚染に対する洗浄剤、除染方法の改良

(2) 防護具除染時の残留及び脱装時の汚染拡大の評価

*藤澤 真1、富岡 哲史1、井﨑 賢二1、塩谷 聡1 (1. JAEA)

キーワード:身体汚染、汚染拡大防止、防護具、蛍光塗料、微粒子可視化システム

放射線管理を行う上で、作業員の着用する防護衣・呼吸保護具の表面に付着した放射性物質の飛散を予測することは、除染補助者や除染場所への汚染拡大防止の観点から重要である。そこで本試験では、防護衣等の拭き取り除染後の汚染の残存状況や、脱装時における汚染の飛散状況を評価した。評価方法として、ビニールスーツ、全面マスクやゴム手袋に放射性物質を模擬した蛍光塗料を付着させ、濡れウエスによる拭き取り及び脱装を行った。その後、微粒子可視化システムを用いて、蛍光塗料の面積変化や飛散具合を撮影することによって、拭き取りによる除染効果及び模擬汚染の広がりを定性的に評価した。その結果、ふき取り試験では全面マスクの面体端部や凹部に、ビニールスーツでは裾部に汚染が残存しやすいことが確認でき、ゴム手袋脱装試験では、指先をすぼめ、ゴム手袋装着側の手を抜くように脱装することで汚染の飛散が少ないことが確認できた。

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