2024年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[3D01-05] フィルターベントシステム

2024年3月28日(木) 09:45 〜 11:05 D会場 (21号館3F 21-312)

座長:唐澤 英年(JAEA)

10:15 〜 10:30

[3D03] フィルターベントシステムの高度化

(3) 放射性ヨウ素吸着剤AgX及びAgRの特性について

*小林 稔季1、石川 慶浩1、遠藤 好司1、奈良林 直2、川原 康博3 (1. ラサ工業、2. 東工大、3. 木村化工機)

キーワード:AgX、AgR、ヨウ素吸着剤、フィルターベント、銀ゼオライト

シビアアクシデント時のベント条件は、それぞれの原発ごと、想定する事故内容により様々であり、条件に合わせた吸着剤が求められている。我々はシビアアクシデント対策用フィルターベントに設置する、放射性ヨウ素吸着剤として銀ゼオライトAgXを開発し、日本の原子力発電所に採用された。AgXは水素と酸素を結びつける水素触媒反応にも優れ、水素対策としての利用も期待できる。また、要望を受け、AgXとは異なる放射性ヨウ素吸着剤AgRを開発した。AgRの特徴は、優れたヨウ素吸着性能と弱い水素触媒反応を有することであり、AgXとは水素との反応性が異なる。今回の発表ではAgX及びAgRの特性を報告し、これらの技術を応用した空気浄化システムについても報告する

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