2024年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[3D09-13] 手法開発

2024年3月28日(木) 14:45 〜 16:05 D会場 (21号館3F 21-312)

座長:菊地 晋(JAEA)

15:00 〜 15:15

[3D10] 過酷事故時原子炉建屋・格納容器の熱流動解析コード Advance/BAROCの開発

(10)原子炉ウェル上部のシールドプラグからのFPエアロゾル漏洩の過渡変化を模擬するための機能追加と事例解析

*高橋 淳郎1、三橋 利玄1、浜野 明千宏1、大西 史倫1、波田地 洋隆1、小池 秀耀1、内藤 正則1 (1. アドバンスソフト株式会社)

キーワード:BAROC、3次元圧縮性流体解析、過酷事故、エアロゾル粒子、沈着、シールドプラグ、流路面積変化

福島第一原子力発電所の1号機から3号機の原子炉ウェル上部のシールドプラグの隙間に放射性物質による高濃度の汚染が存在することが判明している。これは原子炉格納容器トップヘッドフランジから漏洩したFP(核分裂生成物)エアロゾルが沈着したことによるものと推定されている。また、原子炉ウェル内の圧力上昇に応じてシールドプラグが持ち上がりシールドプラグ間の隙間が変化していることも推定されている。そこで、アドバンスソフト(株)が開発したBAROCコードでこの現象を模擬するために原子炉ウェル内の圧力上昇に応じてシールドプラグ間の隙間の流路面積が変化するモデルを組み込んだ。さらにこの機能の妥当性確認のために、原子炉建屋上部を模擬した体系での事例解析を実施した結果について報告する。

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