2024年春の年会

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VI. 核融合工学 » 601-4 核融合機器工学(第1壁,ダイバータ,マグネット等)

[3G10-15] 核融合炉内機器

2024年3月28日(木) 14:45 〜 16:20 G会場 (21号館3F 21-317)

座長:近藤 正聡(東工大)

15:00 〜 15:15

[3G11] タングステンーレニウム合金における HD 混合プラズマ駆動透過挙動に及ぼす中性子照射欠陥影響

*星野 柚香1、芦川 直子2、外山 健3、島田 雅4、Kolasinski Robert 5、大矢 恭久1 (1. 静岡大、2. 京都フージョニアリング、3. 東北大、4. INL、5. SNL)

キーワード:タングステン、レニウム、混合プラズマ照射

核融合炉では重水素とトリチウムによる核融合反応からエネルギーを得る。現在タングステン(W)が低スパッタ率、高融点、低水素溶解性の性質を持つことからプラズマ対向材の候補である。しかしWは核融合炉稼働中に高エネルギー粒子や中性子から熱負荷や照射損傷を受ける。またWの一部は核融合反応から生じた中性子との核反応によりレニウム(Re)に核変換する。そのため同環境下での水素同位体透過挙動を評価するためにはW-Re合金における水素同位体透過挙動を評価することが必要である。本研究では静岡大学にある線形RFプラズマ駆動透過装置を用いてW-Re試料に対してHD混合プラズマ照射を行い、水素同位体透過挙動を評価した。非照射W-10%Reと中性子照射を行ったW-3%Reでは、照射済み試料の方が非照射に比べて、透過フラックスが増加していた。中性子照射により導入された照射欠陥が透過、拡散の経路として働いたことが考えられる。

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