2024年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 203-1 加速器(医療用を含む)・放射光・レーザー

[3H08-13] 加速器・FEL・レーザー

2024年3月28日(木) 14:45 〜 16:25 H会場 (21号館3F 21-318)

座長:笹 公和(筑波大)

15:45 〜 16:00

[3H12] 長波長赤外自由電子レーザの非線形パルス圧縮

*全 炳俊1、羽島 良一2、大垣 英明1 (1. 京大エネ研、2. 量研)

キーワード:自由電子レーザ、非線形パルス圧縮、長波長赤外

京都大学エネルギー理工学研究所では長波長赤外自由電子レーザ駆動高次高調波発生によるアト秒X線発生に向けて京都大学自由電子レーザ(KU-FEL)にて装置・技術開発を進めている。これまでに波長約10μmにて4.7サイクルのパルス幅を有する大強度長波長赤外(LWIR)パルスの発生に成功している[1]。今回はゲルマニウム厚板中で生じる自己位相変調に起因するスペクトル幅拡大および分散補償により波長約8.7μmにてパルス幅を5.1サイクルから3.7サイクルまで短縮することに成功した[2]ので報告する。
[1] H. Zen, R. Hajima, and H. Ohgaki, Sci. Rep. 13, 6350 (2023).
[2] H. Zen, R. Hajima, and H. Ohgaki, Opt. Express 31, pp.40928-40936 (2023).

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