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[3K04] 福島第一原子力発電所RPV損傷状況及び燃料デブリのPCV内移行挙動等の推定
(4)共晶反応によるRPV下部ヘッド貫通部破損試験(ELSA-3)
キーワード:シビアアクシデント、RPV、下部ヘッド破損、共晶
シーリーズ発表「福島第一原子力発電所RPV損傷状況及び燃料デブリのPCV内移行挙動等の推定」の一環として、共晶反応によるRPV下部ヘッド貫通部破損試験(ELSA-3)について報告する。1F 2号機を対象にRPV下部ヘッド底部に金属デブリが存在する状況での下部ヘッド貫通部の破損状況とCRDハウジング内への溶融物の流入状態を確認するため、下部ヘッド底部を模擬した試験体内に模擬金属デブリを模擬した試料を充填し、JAEAが所有するLEISAN試験装置で加熱し、試料を溶融させる試験を実施した。試験の結果、下部ヘッド貫通部において模擬金属デブリと下部構造部材(CRDハウジング,CRDスタブチューブ)の共晶反応によりCRDスタブチューブ及びCRDハウジングの溶融が生じ、CRDハウジング内へ模擬金属デブリが流入する挙動を確認し、下部構造部材と模擬金属デブリの共晶による破損が生じる可能性を示した。
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