2024年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[3K01-09] 福島第一原子力発電所事故2

2024年3月28日(木) 09:30 〜 11:55 K会場 (21号館4F 21-422)

座長:大川 理一郎(電中研)

11:00 〜 11:15

[3K07] 福島第一原子力発電所RPV損傷状況及び燃料デブリのPCV内移行挙動等の推定

(7)炉心物質移行挙動評価の境界条件導出

*佐藤 一憲1、山路 哲史1、リ シン2、山下 拓哉2 (1. 早稲田大学、2. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:福島第一原子力発電所(1F)、2号機事故進展、1F炉内状況推定、debrisEye

1F各号機の事故進展に伴う炉心物質のペデスタルへの移行挙動については、3号機に対するプラントデータ分析や解析評価などによる境界条件の導出がこれまでに進んでいる。一方、2号機についてはプラントデータの欠落期があることなどから不確かさが大きかった。これに対して本シリーズ発表に含まれる研究(シリーズ(2)(4)(5))や放射性物質の環境放出に関わる総合的な見直しなど、2号機事故進展と関連の深い研究に大きな進展が見られている。これらの最新研究成果を踏まえて2号機における炉心物質移行挙動評価(シリーズ発表(2)(8)など)に関わる境界条件を導出した。この結果、2号機炉心物質のペデスタル移行は溶融金属を主体として主に3/15午後に生じ、シリーズ(5)のRPV(原子炉圧力容器)側部破損に加え、RPVのCRD(制御棒駆動機構)ハウジング貫通部などから流出していた可能性が高いとの理解を得た。

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