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[3M02] 粒子法コードPHALSERを用いたCafe試験の再現解析
キーワード:原子炉事故、共晶反応、粒子法、シミュレーション
軽水炉や高速炉で過酷事故が発生した時、燃料や被覆管、構造材などが単体の融点に達して溶融する前に、異なる物質の界面において共晶反応により単体の融点より低い温度で液相が形成されることから、溶融物の進展評価において共晶反応を考慮することは必要不可欠である。本研究では電中研が開発した粒子法コードPHALSERに共晶反応モデルを導入し、共晶反応が発生する体系における物質溶融のシミュレーションを可能とした。開発したモデルの妥当性を確認するため、CAFÉ-UT2試験の再現解析を実施した。解析では樋から溶融U側にFeが溶出することにより、溶融物の融点が変わることを考慮した。これにより、流れ切らずに樋に残留したU量が定量的に正しく再現された。
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