日本赤ちゃん学会第21回学術集会

講演情報

部会企画ラウンドテーブル

[GRT3] 赤ちゃんの意識を研究するには?

2021年6月13日(日) 10:30 〜 12:00 Room3

企画:日本赤ちゃん学会若手部会(代表:村上 太郎)

司会:金沢 星慶

話題提供:渡部 綾一、堀井 隆斗、藤井 敬子、大泉 匡史

10:30 〜 12:00

[GRT3-01] 赤ちゃんの意識を研究するには?

*村上 太郎1、金沢 星慶2、渡部 綾一3、堀井 隆斗4、藤井 敬子5、大泉 匡史6 (1. 九州女子大学、2. 東京大学大学院情報理工学系研究科、3. 京都大学大学院文学研究科、4. 大阪大学大学院基礎工学研究科、5. Wisconsin–Madison大学、6. 東京大学大学院総合文化研究科)

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企画者:日本赤ちゃん学会若手部会(代表:村上 太郎・九州女子大学)
座長:村上 太郎(九州女子大学)
司会者:金沢 星慶(東京大学大学院)

【企画趣旨】
 赤ちゃんは出生の前後から内・外環境や他者とのインタラクションのもとに、主観的経験を築き、感覚の統合、自己の形成や認知/行動発達を進めていると予想される。
 技術的な進歩や革新に伴い、赤ちゃん研究においても神経科学的なアプローチの導入が進み、認知/行動の発達に関連した特異的な脳活動や脳構造およびそれらの変化が発見されてきた。その一方で、従来の研究手法では、赤ちゃんがどのように感じているのか?といった主観的意識や経験については多くの点で説明が難しいことも現実としてある。
 本ラウンドテーブルでは、このような疑問に赤ちゃん学として向き合うため、クオリア構造、脳-身体モデル、統合情報理論、視覚的意識など、成人において急速に発展している意識研究や赤ちゃん研究への適用例に関する話題提供をふまえて、「意識をどのようなものとして捉えるべきか?」「意識に迫るアプローチ」「赤ちゃん研究における意識研究の展望」「”赤ちゃんの意識“に迫ることで期待される学術的展開」などについて議論したい。

【話題】
赤ちゃんの意識に迫るアプローチ:幼児~児童の視覚的意識の研究から
話題提供者:渡部 綾一 (京都大学大学院)

(近年の)数理的アプローチは赤ちゃん学の新しいメガネになり得るか
話題提供者:堀井 隆斗 (大阪大学大学院)

脳―身体モデルによる情報統合発達の定量的理解
話題提供者:藤井 敬子 (Wisconsin–Madison大学)

クオリア構造の定量化と発達研究への応用に向けて
話題提供者:大泉 匡史(東京大学大学院)

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