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[108] 公園分野のサウンディングにおける参加インセンティブの導入方法の検討
―対象公園立地及び,参加インセンティブ導入が民間側の参加意欲に及ぼす影響についての官民の認識の差異に着目して
キーワード:官民連携、公募設置管理者制度、サウンディング
近年、公園分野においてサウンディングが多く実施されている現状ある。しかし、現状の問題として、サウンディングを活用できる公園は立地が民間企業にとって魅力的な市場性のあるものに限られていることを挙げる。そこで、問題解決のため、対象公園立地の違い及び民間側の参加インセンティブの参加意欲への影響度、4つの参加インセンティブ手法の導入による民間側の参加意欲への影響についての官民の認識の差異に着目して調査を実施する。その結果、各立地において参加インセンティブの効果について官民の認識の差異が見られた。また結果の考察より、立地を考慮した参加インセンティブ手法の導入方法として2つ提案する。1つ目は市場性の低い立地の公園でのサウンディング実施において、民間側の参加意欲向上には「公募時の加点」が効果的であること。2つ目はそれぞれの立地にて参加が想定される民間事業者の特徴を理解し、民間事業者のサウンディングへの参加意向を踏まえた上で適切なインセンティブを導入することが重要であると結論付けた。