2020年度全国大会(第55回論文発表会)

講演情報

都市計画報告

都市計画報告会②

2020年11月8日(日) 15:30 〜 17:15 第V会場

司会:柏﨑 梢(東洋大学)

16:22 〜 16:30

[213] 欧州における『VISIONZERO』政策に関する研究

―日本における『インフラ公共空間社会』の構築に関するケーススタディ

○尾藤 文人1、天川 洋介2 (1. NPO森は海の恋人、2. (株)キリンジ)

キーワード:ビジョンゼロ、気候変動、インフラ公共空間社会、クロノアーバニズム、自転車で15分で行ける街

現在、COP27 に向けて、地球温暖化に伴う気候変動を防ぐために、世界各国において検討がなされ、欧州を中心に原因因子となる CO2 やゴミの削減を目的とする『VISIONZERO』という政策を掲げています。
私たちは『インフラ公共空間社会』を創造・構築する必要があります。少子高齢化に伴う無秩序な都市化(空洞化)は、高コスト構造、高エネルギー構造、スラム化など、とても重要な社会的課題を産むことになります。これらの社会的課題は、地球温暖化に伴う気候変動といった地球規模の環境への影響も与える事になります。
特に、私は、欧州型都市政策である『自転車で 15 分で行ける街』を意味する『クロノ・アーバニズム』政策によって社会的課題が解消されるであろう事に着目し、今後、少子高齢化社会を迎える日本の地域計画について考察する。