17:00 〜 17:15
[224] ニューヨーク市アクティブデザインガイドラインの展開
―ガイドラインの実装化に着目して
キーワード:アクティブデザイン、都市計画、身体活動、ウォーカブルシティー、公衆衛生
本研究はアクティブデザインガイドライン(ADG)の作成契機から実装までの流れを文献調査とインタビュー調査により取りまとめた。ADGは“健康”という包括的な課題解決を目的とし生活環境への介入に踏み込んだ取り組みである。ガイドラインの作成にあたり部局横断的な議論が定期的に行われ、かつガイドラインの草案を多部局でレビューを行なったことはガイドライン自体の汎用性を高めたと考えられる。ガイドライン作成後、技術支援やデジタルツール提供のためのプラットフォームとしてCenter for Active Designが設立されたこと、とりわけ市長による行政命令は各部局でアクティブデザイン(AD)が応用され、具体的なプロジェクト取り入れられた要因であったと考えられる。