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[8] 散歩を支える「歩きやすい」と「歩きたくなる」環境要因から捉えたウォーカビリティに関する研究
-大阪市域における24区別の散歩の発生特性と市内の特定地域における散歩ルートの選択特性から
キーワード:ウォーカビリティ、散歩比率、散歩ルート、任意活動、都市環境
都市環境のウォーカビリティを明らかにするためには、必要活動だけでなく、任意活動についても調査をする必要がある。本研究の目的は、徒歩行動の中でも散歩という任意活動からウォーカブルな都市環境の持つべき特性を明らかにすることである。第一段階では、散歩と環境要因の関係性を地区単位でとらえた。第二段階では、どのような理由でどのようなルートが散歩されているのかをとらえた。任意行動を誘発するウォーカブルな都市環境を形成するためには、「歩きやすい」環境に加えて「歩きたくなる」環境が求められることが明らかとなった地区の課題やポテンシャルを明らかにしたうえで、散歩の需要に応じた環境整備を検討することが重要である。