2021年度全国大会(第56回論文発表会)

講演情報

都市計画論文

講演番号[126]-[132]

2021年11月7日(日) 09:20 〜 12:00 第VI会場 (共通講義棟C EL44)

司会:武田 裕之(大阪大学)、清水 裕子(畿央大学)、籔谷 祐介(富山大学)

09:40 〜 10:00

[127] 鉄道を用いた近接駅周辺施設の利用実態に関する考察

-京阪沿線の枚方市・寝屋川市におけるアンケート調査の結果より

○青木 嵩1、角野 幸博2 (1. 大阪大学大学院工学研究科、2. 関西学院大学建築学部)

キーワード:郊外、鉄道、生活行動、生活圏、施設利用

本稿では、都心やロードサイドにのみ依存しない鉄道を介した近隣に位置する駅間の相互利用に伴うコンパクトな生活圏の形成を目指し,郊外居住者の鉄道を用いた近距離移動時における施設利用実態と,そうした近隣の駅周辺の施設利用者の特性を明らかにする.枚方市と寝屋川市の住民を対象としたアンケート調査の結果から、近隣駅周辺施設の利用実態ならびに利用者の特性,施設に求められる要素を分析する.なお本稿では,これら分析において関連性分析、回帰木分析、テキストマイニングによる対応関係分析を用いた.その結果、現時点でも一定数の人々が鉄道を利用して近隣駅周辺施設を利用しており、それら施設は大規模複合商業施設に限らないことがわかった.また、ある種の施設が他の施設の利用を促進する傾向も伺えた.