2022年度全国大会(第57回論文発表会)

講演情報

都市計画報告会

都市計画報告会①

2022年12月4日(日) 13:00 〜 14:30 第II会場 (8号館 822教室)

司会:瀬田 史彦(東京大学)

13:45 〜 14:00

[204] 都市公園における利用者の滞留空間の選択に関する研究

-猿江恩賜公園の二つの芝生広場を例に

○竹内 智子1、池田 龍仁2、高橋 和敬3、上杉 哲郎3 (1. 千葉大学、2. 住友林業緑化(株)、3. (株)日比谷アメニス)

キーワード:都市公園、公園の利用者行動、滞留行動、東京

猿江恩賜公園内の2つの芝生広場における利用者の滞留行動を観察調査し、アンケート調査や聞き取り調査を行った結果、以下のことが明らかになった。まず、人々の滞留行動は、芝生広場の樹木の樹冠やその境界線に集中する傾向があり、特に秋には樹冠の下の日陰で過ごす人が多いことがわかった。レジャーシートや可動式椅子はレンタル需要が高く、固定ベンチよりも公園利用者自身が快適な場所を選び、滞留行動を促す効果があると考えられる 。また、公園内の飲食施設に対する需要も高い傾向にあった。