2022年度全国大会(第57回論文発表会)

講演情報

都市計画論文

講演番号[54]-[62]

2022年12月3日(土) 13:30 〜 16:40 第V会場 (8号館 825教室)

司会:吉江 俊(早稲田大学)、客野 尚志(関西学院大学)、岩見 達也(国土技術政策総合研究所)

14:10 〜 14:30

[56] サイバー空間・フィジカル空間に形成される人々の「居場所」の様相に関する研究

-「居場所」の特性および心理的側面に着目して

○鈴木 茜1、矢吹 剣一2、後藤 智香子2、新 雄太3、吉村 有司2、小泉 秀樹3 (1. 大成建設株式会社、2. 東京大学先端科学技術研究センター、3. 東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻)

キーワード:居場所、場所、サードプレイス、サイバー空間、フィジカル空間、心理的側面

今日、人々の「居場所」は、フィジカル空間のみならずサイバー空間にも存在すると言えるが、サイバー空間を含め人々がどのような「居場所」を持っているのかは、明らかになっていない。本研究では、サイバー空間およびフィジカル空間に形成される人々の「居場所」の様相を、「居場所」の特性と心理的側面に着目して明らかにすることを目的とする。本研究では、サイバー空間/フィジカル空間、個人的/社会的で4つに分類した「居場所」のタイプおよび空間・場の種類によって、「居場所」の心理的機能が異なることがわかった。さらに、調査結果に基づき、サイバー空間とフィジカル空間で「居場所」における違いをもたらす8つの視点を提案している。