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[58] 道の駅駐車場を活用した太陽光発電システムの発電ポテンシャル
-一都六県の道の駅駐車場に着目して
キーワード:低炭素、太陽光発電、道の駅、電気自動車、電力輸送
本研究では、一都六県の道の駅駐車場を太陽光発電に利用した場合の発電ポテンシャルと周辺地域の電力需要、太陽光発電のフィージビリティを検証した。分析からは、1)年間7,600万kWhの電力が発電されること、2)世帯当たりの電力消費量を勘案すると月別に供給可能世帯数は変動するものの、おおむね1~2万世帯分の電力に相当し、非常に大きな発電ポテンシャルを有すること、3)費用と売上の概算からは過去の固定価格買取制度の買取価格であれば費用が回収できていたが、買取価格下落に伴い電力会社への売電によって太陽光発電施設の整備費用を回収することは困難となっていること、4)発電者と各世帯が直接電力を売買し、売買の単価を上げることができれば費用と売上のバランス改善が期待できることを明らかにした。