2022年度全国大会(第57回論文発表会)

講演情報

都市計画論文

講演番号[124]-[131]

2022年12月4日(日) 09:20 〜 12:10 第VI会場 (11号館 AL1)

司会:山田 育穂(東京大学)、田村 一軌((公財)アジア成長研究所)

09:20 〜 09:40

[124] 公園における子供・女性を被害者とする脅威事案の発生実態および接道性との関連

蜂須 康介1、○雨宮 護2、樋野 公宏3 (1. 茨城県、2. 筑波大学、3. 東京大学)

キーワード:脅威事案、公園、接道性、ロジスティック回帰分析

本研究は、東京都内の公園で発生した子どもや女性に対する脅威事案の実態を把握し、その要因を接道性の面から明らかにすることを目的としている。クロス集計とロジスティック回帰分析の結果、以下のことが明らかになった。1)公園における脅威事案の発生形態、発生時刻及び発生月は、他の公共空間におけるそれとは異なり、特に13歳未満に対する事案が異なること、2)公園の接道性が高いと、特に住宅地において脅威事案の発生確率が高くなること。これらの結果から、公園における脅威事案に効果的に対処するためには、公園の特性を考慮しつつ、立地環境に応じた対応をとることが必要であることが明らかになった。