2022年度全国大会(第57回論文発表会)

講演情報

都市計画論文

講演番号[124]-[131]

2022年12月4日(日) 09:20 〜 12:10 第VI会場 (11号館 AL1)

司会:山田 育穂(東京大学)、田村 一軌((公財)アジア成長研究所)

11:30 〜 11:50

[130] 若年層における活動場所及び価値観の多様化の実態

-オンラインシフトのパターン分析を通じて

○小松﨑 諒子1、石橋 澄子2、宗 健3、谷口 守4 (1. 一般社団法人 計量計画研究所、2. 筑波⼤学⼤学院 理工情報生命学術院、3. ⼤東建託株式会社 賃貸未来研究所、4. 筑波⼤学 システム情報系)

キーワード:オンラインシフト、COVID-19、若年層、類型化、居住環境評価

近年より若年層の外出率は低下する傾向にあったが、COVID-19による大規模なオンラインシフトは、この傾向をさらに進展させたと考えられる。しかし一方で、若年層の間でも職業や価値観などによってオンラインシフトの実態は様々であるといえ、その多様性を踏まえた住環境整備が必要とされるであろう。そこで本研究では、独自にアンケート調査を実施し、若年層を仕事と私事のオンラインシフトのパターンによって分類することで、オンラインシフトと価値観や住環境への評価との関係を分析した。分析の結果、世帯構成によってオンラインシフトのパターンが異なっており、若年層においても活動場所や住環境の評価に大きな格差が存在することが明らかになった。