日本認知心理学会第15回大会

講演情報

口頭講演

口頭発表: 英語

[E] 口頭英語

2017年6月3日(土) 15:30 〜 17:45 口頭発表会場1 (516教室)

座長:Kwangoh Yi(Yeungnam University)、齋藤 洋典(名古屋大学大学)

16:15 〜 16:30

[E-04] The Neural correlates of Biomechanical Constraints In Hand Laterality Judgment Task Performed from Other Person’s Perspective

A Near-Infrared Spectroscopy Study

*Shuang Meng1, Misato Oi2, Godai Saito3,4, Hirofumi Saito1 (1. Graduate School of Informatics, Nagoya University, 2. Faculty of Arts and Science, Kyushu University, 3. Graduate School of Arts and Letters, Tohoku University, 4. Japan Society for the Promotion of Science)

キーワード:other person's perspective, hand laterality judgment task, NIRS

手の左右判断課題(HLJ)において1人称視点(1PP)を用いた先行研究は、その左右判断が手の回転への生体力学的制約を受けること(BC効果)を示す。我々は、三人称視点(3PP)からの手の左右判断もBC効果を示すことを検討するために、近赤外分光法(NIRS)を用いて前頭前皮質(PFC)の賦活を計測した。右利きの参加者は、回転された手の図が自分のあるいは他人の左手か右手かを判断した(1PP vs.3PP群)。参加者の誤答率に基づき、両群は誤答下位群(EsG)と非誤答(正答)下位群とに分けられた。3PP群のEsGに対するNIRS分析結果は左PFCで手の左右判断と回転角度とに交互作用を示した。特に1PP群と3PP群間でEsGの左PFCの賦活は左手図形に対して、有意な交互作用を示した。これらの実験の結果は、生体力学的制約が自己視点1PPからと同様に他者視点3PPからHLJに影響することを示す。

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